落合ドラゴンズの1年を振り返る

落合新監督のもと日本一は逃したもののリーグ制覇は成し遂げたドラゴンズ。
現有勢力の10%の底上げで優勝できると公言し、それを実行した落合監督
オレ流と言われがちだが、実は基本に忠実な野球をやってるだけである。
また、1年間のペナントレースを考えた場合の戦い方が実によくできていたのだと思う。
今年はオリピックがあり、
その間に福留・岩瀬の主力2名が抜けることはあらかじめわかっていたことである。
それを考えた選手起用をしてきたのが落合監督なのである。
唯一の誤算は福留の故障であろう。
あの時点で割と楽な位置にいたのでリーグ制覇には支障はなかったが、
日本一を勝ち取るにはやはり厳しかったと言わざるを得ない。
また、ダイエーではなく西武が相手だったのも誤算だったのではないか。
今年ほとんど登板していない石井貴にやられたのを見てもわかるように、
落合野球は研究のもとに成り立っているように思う。
シーズンの序盤で最下位になったりしたのはそのせいだと思える。
そして6月に首位に立つと1度もその座を譲ることはなかった。
10%の選手の能力の底上げはもちろん、相手を研究した結果が優勝に結びついたと思う。
本当にドラゴンズが強くなるのは2〜3年後くらいだろう。
そうなれば長期連覇も可能となってくるであろう。
落合ドラゴンズはまだまだ進化する!